ネズミはどこから入ってくる?侵入経路と効果的な塞ぎ方

ネズミの侵入経路を塞ぐことは、家屋へのネズミの侵入を防ぐための重要な対策です。

ネズミはどこから入ってくる?侵入経路と効果的な塞ぎ方 ネズミ1

こちらでは侵入経路の塞ぎ方という観点から、適切な材料・手法について詳しく解説していきます。

 

ネズミの侵入経路とは

ネズミが建物内に侵入する際に使用する経路には以下のようなものがあります。

侵入場所具体的な経路侵入リスク
外壁・基礎部分配管周り、外壁と地面の接合部
屋根まわり軒下、瓦の隙間、換気口
開口部ドア・窓の隙間、通気口、排水溝

建物の外壁や基礎部分の侵入経路

  • 配管やケーブルが壁を貫通している箇所は、配線周りの隙間からネズミが侵入する可能性が高い
  • 建物の外壁と地面が接する部分には経年劣化による隙間が生じやすく、ネズミの格好の侵入口になる
  • 外壁のひび割れや破損箇所は、小さな亀裂でもネズミの侵入経路となる可能性があるため要注意

 

屋根まわりの侵入経路

  • 軒下や軒天井の劣化した部分は、雨風による損傷が進みやすく、ネズミが住み着きやすい環境
  • 瓦のずれや損傷箇所は、雨漏りの原因となるだけでなく、ネズミの重要な侵入経路となる
  • 換気口や通気口は適切な防護がないとネズミの侵入を許してしまうリスクがある

 

開口部からの侵入経路

  • ドアや窓の経年劣化による隙間は、気付きにくい場所にもできやすく、定期的な点検が必要
  • 通気口や換気扇の周りは、防護ネットの劣化や設置不良により、ネズミの侵入経路となることがある
  • 排水溝や下水道システムは地下からの侵入経路として特に注意が必要で、適切な防護措置が重要となる

 

ネズミは非常に柔軟な体を持ち、成獣でもわずか2cm程度の隙間があれば侵入できる能力があります。

そのため、これらの経路を細かく点検し、一つも見落とすことなく適切な対策を施すことが大切です。

特に古い建物では、経年劣化による新たな隙間の発生にも注意を払う必要があると言えるでしょう。

 

ネズミの侵入経路の塞ぎ方

ネズミの侵入を防ぐための塞ぎ方には、様々な方法や材料があります。

状況や場所に応じて適切な方法を選択することが重要です。以下に主な塞ぎ方をまとめます。

対策方法特徴適している場所耐久性
パンチングメタル通気性があり丈夫換気口、通気口
ステンレス製金網柔軟で加工しやすい配管周り、小さな隙間
防獣ブラシ設置が簡単ドア下部、壁の隙間
硬化性パテ細かい隙間に最適配管貫通部、壁の亀裂

パンチングメタルや金網での塞ぎ方

準備

・パンチングメタルまたはステンレス製金網(目の細かいもの - 推奨メッシュサイズ6mm以下)

・金属用はさみ(金網の厚みに適した切断能力のもの)

・ドライバー(プラスとマイナス両方あると便利)

・ネジやビス(ステンレス製で錆びにくいものを推奨)

・作業用手袋(耐切創性の高い素材のもの)

・メジャーまたは巻尺

・ヤスリ(金属用)

・防水シール材(必要に応じて)

 

設置手順

  1. 現場の詳細な調査と計測を行い、必要な材料の正確な寸法を確認する
  2. 侵入箇所の寸法より少し大きめにパンチングメタルや金網を切断(周囲1-2cm程度の余裕を持たせる)
  3. 切断面の全てをヤスリがけして、怪我を防ぎ安全な仕上がりにする
  4. 必要に応じて金網を曲げ加工し、設置面にぴったりとフィットするよう調整
  5. 金網を隙間にしっかりと固定し、10-15cm間隔でネジ留めして確実に固定
  6. 必要に応じて防水シール材で周囲を処理し、雨水の侵入を防ぐ

 

所要時間

1箇所あたり30分〜1時間程度(現場状況により変動)

工具準備時間:15-20分

施工時間:20-40分

仕上げ確認:10-15分

 

費用目安

材料費:2,000円〜5,000円(サイズにより変動)

工具費:3,000円〜10,000円(新規購入の場合)

※広範囲の場合や高所作業が必要な場合は、安全面を考慮して専門業者への依頼をおすすめします。また、建物の構造や材質によっては特殊な施工が必要になる場合があります。

 

防獣ブラシでの塞ぎ方

準備

・防獣ブラシ(適切なサイズと剛性のもの - 毛の硬さは用途に応じて選択)

・ドライバー(プラスとマイナス両方あると便利)

・ネジやビス(ステンレス製で錆びにくいものを推奨)

・メジャーまたは巻尺(正確な寸法測定用)

・作業用手袋(耐切創性があり、滑り止め付きのもの)

・カッター(ブラシの長さ調整用 - 刃は新しいものを使用)

・水平器(正確な取り付けのため)

・マーカーペン(取り付け位置のマーキング用)

 

設置手順

  1. 設置場所の寸法を正確に測定(隙間の幅と深さも含めて計測)
  2. 防獣ブラシを必要な長さにカット(端部は斜めカットで仕上げると見栄えが良い)
  3. 取り付け位置をマーキングし、必要に応じて下穴を開ける
  4. ブラシを隙間にしっかりと押し込む(毛先の向きに注意)
  5. 付属の金具やネジで固定(10-15cm間隔で均等に留める)
  6. 取り付け後、がたつきがないか確認

 

所要時間

1箇所あたり15-30分程度

準備時間:10-15分(工具の準備と現場確認)

施工時間:15-20分(下穴開けとブラシ取付)

確認時間:5-10分(固定具合と仕上がりの確認)

 

費用目安

材料費:1,000円〜3,000円(長さと品質により変動)

工具費:1,000円〜2,000円(新規購入の場合)

※複数箇所の施工がある場合は、材料をまとめて購入することでコストを抑えられます

 

硬化性パテでの塞ぎ方

準備

・硬化性パテ(速乾性で耐久性の高いもの)

・パテベラまたはヘラ(塗布用)

・作業用手袋(使い捨てタイプ推奨)

・清掃用具(ワイヤーブラシ、雑巾など)

・マスキングテープ(周囲の汚れ防止用)

・防塵マスク(作業時の粉塵対策)

・ウエス(余分なパテの拭き取り用)

 

設置手順

  1. 施工箇所の清掃と乾燥を確実に行う
  2. 必要に応じて下地処理(油分除去や簡単な補修)を実施
  3. パテを適量取り、隙間にしっかりと押し込む
  4. 表面をヘラで平滑に仕上げる
  5. 硬化するまで十分な時間を置く(製品指定の時間)

 

所要時間

1箇所あたり20-40分程度

準備時間:10分

施工時間:10-20分

硬化待ち:製品により1-24時間

 

費用目安

材料費:1,000円〜3,000円(パテの種類と量により変動)

工具費:500円〜2,000円(新規購入の場合)

 

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ネズミの侵入経路を塞ぐ方法と必要な道具

ネズミはどこから入ってくる?侵入経路と効果的な塞ぎ方 ネズミ2

ネズミの侵入経路を塞ぐのに必要な道具と費用をまとめました。参考にしてみてください。

 

方法必要な道具費用目安特徴
パンチングメタル・金網金網、金属用はさみ、ドライバー、ネジ、手袋、メジャー、ヤスリ5,000円~15,000円耐久性が高く、大きな隙間に最適
防獣ブラシ防獣ブラシ、ドライバー、ネジ、メジャー、手袋、カッター2,000円~5,000円設置が簡単、ドア下部に効果的
硬化性パテパテ、パテベラ、手袋、清掃用具、マスキングテープ1,500円~5,000円細かい隙間の封鎖に最適

 

ネズミの侵入経路を塞ぐ前の重要な確認事項

ネズミの侵入経路を塞ぐ前に、以下について確認しておきましょう。

確認を行った場合、作業がうまくいかなかったり、駆除の効果がなくなる恐れがあるため注意してください。

建物内のネズミの有無確認

  • フンや足跡などの痕跡調査
  • 生きたネズミが閉じ込められないよう注意

 

侵入経路の完全な特定

  • 夜間の観察や粉を撒いての足跡確認
  • 複数の経路がある可能性を考慮

 

作業前の安全確認

  • 高所作業の場合は適切な足場確保
  • 電気配線や構造物への影響確認

 

ネズミが中にいないかチェック

侵入経路を塞ぐ前に、建物内にネズミが残っていないか徹底的に確認してください。建物のすべての場所(天井裏、床下、壁の中など)を丁寧に調査する必要があります。

もしネズミが内部にいる状態で経路を塞いでしまうと、ネズミが建物内に完全に閉じ込められてしまい、深刻な二次被害を引き起こす可能性があるためです。

閉じ込められたネズミは、生存するために壁や天井に新たな穴を開けたり、電気配線を齧ったりする可能性があるほか、糞尿による衛生被害、異臭の発生、さらには建材の腐食など、予期せぬ損害をもたらす恐れがあります。

このような事態を避けるためにも、経路を塞ぐ前の確認作業は慎重に行う必要があります。

 

ネズミの侵入経路を把握する

ネズミの侵入経路の把握は、効果的な対策を実施する上で不可欠なタスクです。

侵入経路を詳細かつ正確に特定することによって、以下のようなメリットがあります。

 

  • 状況に応じた最適な防除方法を選択でき、確実な対策が可能になる
  • 不要な箇所への施工を避けることができ、時間と費用の無駄を防げる
  • 効果的な予防策を講じることで、将来的な再侵入のリスクを大幅に低減できる
  • 的確な対策により、投資に見合った効果が得られ、長期的なコスト削減につながる
  • 計画的な修繕作業が可能となり、予算の適切な配分ができる

 

また、侵入経路の調査過程で建物の構造上の弱点や潜在的な問題箇所を同時に把握できるため、予防的な修繕計画の立案や建物の維持管理にも大いに役立ちます。

さらに、これらの情報は将来的な改修工事の際の参考資料としても活用できます。

 

まとめ

ネズミの侵入経路を効果的に塞ぐためには、経路の特定や適切な道具を使用した閉鎖が必要です。

しかしながらネズミ駆除は専門的な知識と経験が必要な作業になってきます。不十分な調査や準備をベースにした対策は逆効果になる可能性もあり、また高所作業などの危険も伴います。

確実な駆除と予防のためには、専門業者への依頼をお勧めします。プロの技術と経験を活用することで、長期的な解決策を得ることができます。

私たち駆除ザウルスはネズミの生態や駆除方法に詳しく、安全に対処します。ネズミにお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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コラム監修者 プロフィール
内田翔
内田 翔(うちだ しょう)

AAA ALLIANCEグループ 取締役 本部長。
「害虫バスター」としてメディア出演、ニュース、番組協力多数。

【駆除ザウルス メディア出演歴】
日本テレビ「news every.」「世界一受けたい授業」、NHK「クローズアップ現代」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、フジテレビ「とくダネ!」、TBS「あさチャン!」「ジョブチューン」他多数。

害獣駆除歴約20年を誇るスペシャリスト。「建物の医者」としてお客様の安心・平穏を取り戻す為に最善の施工を実施。