屋根裏のハクビシンを見分けるコツ|音や糞の特徴から正しい駆除方法

ハクビシン(害獣)による屋根裏への侵入は、人間や住宅にとって悪夢の始まりです。感染症や住宅の損傷など、最悪の事態を回避するためにも、ハクビシンの存在に気づいた瞬間から正しい対策が必要です。

屋根裏のハクビシンを見分けるコツ|音や糞の特徴から正しい駆除方法 ハクビシン1

この記事では、ハクビシン(害獣)の見分け方と効果的な対策法を詳しくご紹介します。ハクビシン被害から身を守り、平和な屋根裏を取り戻しましょう。

ハクビシンとは?見た目の特徴や足音をチェック

ハクビシンは、白い額と鼻のラインが特徴的な、肉食動物の一種です。可愛らしい容姿とは裏腹に、その繁殖力と雑食性が人間の生活圏に大きな被害をもたらします。

 

そんなハクビシン(害獣)を見分ける際に覚えておきたい特徴は以下の通りです。

特徴詳細
毛色灰褐色
顔の特徴白い額と鼻のライン
手足5本指
尾の長さ胴体と同じくらい
体長90~110cm
体重3~4kg
体型イタチに似た体型
鳴き声"キューキュー"、"キッキッ"
臭い肛門近くの「会陰腺」から発せられるニオイ

 

ただし、ハクビシンに接触するのは危険ですので、近づかないよう注意しましょう。

屋根裏にハクビシンが住み着く理由は?兆候を見逃さない方法

ハクビシン(害獣)は、屋根裏を子供を育てるのに適した環境と考え、そこに住みつくことがあります。屋根裏は温かく、雨風をしのげるだけでなく、人間の食べ物にも容易にアクセスできます。

 

かつては洞窟・樹洞を巣として使っていましたが、現代では自然が減少し、屋根裏が理想的な巣と考えるのが一般的です。

 

ハクビシン(害獣)が屋根裏に生息しているサインには、次のようなものがあります。

 

  • ゴミ箱や家庭菜園が荒らされる
  • 天井から「ドタドタ」という足音が聞こえる
  • 天井裏に枯れ草や毛が巣のようにして集まっている
  • 天井からおしっこがしみてくる
  • 犬のフンに似たものが屋根裏や庭に落ちている

 

上記のような兆候に気づいた場合、早急に屋根裏を点検し、適切な対策を講じることが重要です。ハクビシンは一度住み着くとなかなか退治が難しい上に騒音問題を引き起こすため、早めの対応が不可欠です。

ハクビシン被害の深刻な影響|人間と住宅に及ぶ2大被害

屋根裏のハクビシンを見分けるコツ|音や糞の特徴から正しい駆除方法 ハクビシン2

ハクビシン(害獣)が屋根裏に住み着くと、その被害は人間や住宅にとって深刻な問題となります。被害は大きく2つに分類され、それぞれ人間に対する影響と住宅への被害が挙げられます。

 

被害の種類詳細
人間への被害●       睡眠不足やストレスの引き起こり

●       近隣トラブルの原因となる可能性

●       ハクビシンの糞尿によるダニやノミ、害虫の増加

●       アレルギーや感染症のリスクの増大

●       病原菌の媒介による狂犬病やエキノコックスの危険

●       農作物や家庭菜園の食害

住宅への被害●       木材や金属の腐食

●       天井裏の配線や配管の噛み砕きによる火災や水漏れのリスク

●       雨漏りや断熱効果の低下による住宅性能の悪化

●       大規模な修繕やリフォームが必要な場合のコスト増加

人間への被害

ハクビシン(害獣)が引き起こす人間への被害は多岐にわたります。まず、騒音については、睡眠不足やストレスを引き起こすだけでなく、近隣トラブルの原因ともなります。

 

また、糞尿によってダニやノミ、害虫が繁殖し、アレルギーや感染症のリスクが高まります。狂犬病やエキノコックスなどの病原菌を媒介する可能性もあり、農作物や家庭菜園の食害も心配です。

 

ハクビシンの存在は、人間の健康にとって静かながら深刻なリスクをもたらします。

住宅への被害

ハクビシン(害獣)が住宅にもたらす被害は、建物自体への悪影響が主です。糞尿は住宅の木材や金属を腐食させ、特に天井裏の配線や配管を噛むことで火災や水漏れなどの事故を引き起こす可能性があります。

 

また、天井裏に巣を作ることで雨漏りや断熱効果の低下など、住宅の性能に悪影響を及ぼします。

 

ハクビシン(害獣)の被害を放置すると、大規模な修繕やリフォームが必要となり、それに伴うコストも考慮しなければなりません。害獣被害は見逃さず、早めの対処が必要です。

 

知識を身につけ、的確な対策を講じることで、人間や自宅の安全を守りましょう。

 

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屋根裏に住むハクビシンの駆除方法4ステップ

屋根裏に住み着いたハクビシン(害獣)を効果的に駆除するには、正しい手順と注意点を理解することが肝要です。

 

以下に、ハクビシンの駆除に関して4ステップに分けて解説しますので、安全かつ効果的に対処するためのポイントを押さえましょう。

1.捕獲許可を取得する

ハクビシンの捕獲には、自治体の許可が必要です。地域の市役所や町役場で捕獲許可の申請方法を確認し、罠を使用する場合は狩猟免許の有無も確認しましょう。

 

自治体の指示に従い、適切な許可を取得することが不可欠です。

2.捕獲・駆除の実施

ハクビシンの駆除には専用の捕獲罠が役立ちます。罠は基本的にハクビシン(害獣)が入ると閉じる仕組みとなっており、ホームセンターやインターネットで入手できます。

 

罠の設置場所はハクビシンの通り道や屋根裏に近い場所が適しています。餌を設置し、定期的に確認してハクビシン(害獣)が捕獲されていないかをチェックしましょう。

3.捕獲したハクビシンの処分

捕獲したハクビシンは、捕獲者自らが責任を持って処分する必要があります。

 

自治体に相談して処分方法を確認するか、専門の業者に依頼することも一つの選択肢です。生きたハクビシンの処分に抵抗がある場合、プロに依頼して安全かつ適切に処理してもらいましょう。

4.屋根裏の殺菌・消毒と侵入経路の塞ぎこみ

最後に、捕獲と処分が終わったら、屋根裏を殺菌・消毒し、侵入経路を堅固に塞ぎましょう。ハクビシンの糞尿や残留物があれば、それをすみずみまで清掃して病原体の発生源を排除します。

 

金網やパテを使用して、ハクビシンの再侵入を防ぐ工夫を行いましょう。通気口や換気扇なども確認して、しっかりと閉じることが重要です。ハクビシン(害獣)の駆除は慎重かつ計画的に行い、屋根裏を安全な空間に保ちましょう。

ハクビシンの侵入を防ぐ|屋根裏を守る3つの予防策

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ハクビシンの屋根裏への住み着きは被害が深刻で、その駆除が難しいことが事実です。しかし、法的な制約を避けつつ、ハクビシン(害獣)が住み着く前に予防策を講じることで、問題を未然に防ぐことが可能です。

 

以下に、許可不要で実施可能な3つのハクビシン予防策を紹介します。

①ハクビシンの誘惑になるものは徹底的に排除

ハクビシンは雑食性であり、エサの誘惑に弱いです。エサや隠れ家を減少させることで、ハクビシン(害獣)が屋根裏に住み着く可能性を減少させましょう。

 

  • 生ゴミやペットのエサは密閉し、ハクビシン(害獣)が入り込めない場所に保管する
  • 果物や野菜は早めに収穫し、地面に落ちたものは速やかに片付ける
  • 雑草や枝を刈り取り、ハクビシンの侵入経路を阻止する
  • 糞尿や食べかすなどの痕跡を発見したら、速やかに対処する

②侵入口を塞ぐ

ハクビシンは柔軟で、わずかな隙間からでも侵入します。侵入口を塞いで、屋根裏をハクビシンの侵入から守りましょう。

 

  • 通気口や換気扇
  • 雨どいや雨樋
  • 窓やドア
  • 屋根や壁の隙間

 

上記のように穴や隙間となる箇所をパテや金網で完全にふさぐことが大切です。特に通気口や換気扇は、強度の高い金網を使用して、隙間を徹底的に塞ぎましょう。

③忌避剤を活用する

忌避剤は、ハクビシン(害獣)が嫌がる香りを発生させて近寄り自体を防ぎます。ただし、以下のように注意が必要なポイントもあります。

 

  • スプレータイプ、設置タイプ、くん煙剤タイプなど、市販の忌避剤を選択
  • 使用方法や場所を選定する際には慎重に行う
  • 忌避剤に触れないように注意し、子どもやペットがいる場合は使用を慎重に検討する
  • 使用期限や効果の一時性を理解し、定期的に交換や補充を行う

 

これらの予防策を組み合わせ、ハクビシンの屋根裏への侵入を未然に防ぎましょう。安全かつ効果的な対策を施すことで、住まいと健康を守り抜けます。

 

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ハクビシン問題は専門業者に依頼して解決

屋根裏に住み着いたハクビシンは、一度繁殖し始めると手強く、駆除が難しい生物です。予防策が重要である一方で、既に侵入してしまった場合は、専門業者に頼ることが得策です。

 

専門の業者に依頼することで、さまざまなメリットが得られます。

手間や負担を軽減

捕獲許可の申請や罠の用意、捕獲したハクビシンの処分など、駆除に関する手続きや作業を専門業者が代行してくれます。

 

専門の業者に依頼するのとしないのでは、ご自身にふりかかる手間や負担が圧倒的に異なります。

ハクビシンの追い出しを確実なものに

熟練のプロフェッショナルは、手際よく確実に屋根裏のハクビシンを追い払います。再発や騒音を防ぐためにも、専門的な知識と高度な技術を駆使し、効果的かつ速やかな駆除を実現してくれる業者選びは大切です。

駆除後の対策も万全

駆除後には、屋根裏の清掃や消毒、侵入経路の対策に加え、再発防止策もしっかりと施されます。

 

専門の業者に依頼する際の費用は、ハクビシンの数や被害の程度によって異なりますが、安心と効果を考えると、その価値は大きいと言えます。屋根裏に住み着いたハクビシンに悩まされているなら、迷わず専門業者に相談してみましょう。

まとめ

ハクビシン(害獣)の被害から逃れるためには予防策が不可欠ですが、もしも既に侵入してしまっている場合は、専門業者の力を借りることがベストです。

 

手間や負担を減らし、確実で迅速な駆除を実現する専門業者に頼ることで、安心して暮らせる環境を取り戻すことができます。

 

費用は控えめに見積もっても、その価値はハクビシンからの解放には計り知れません。

 

お気軽にご相談いただき、安全な屋根裏を手に入れましょう。当社では、害獣駆除のプロがハクビシンの駆除行います。被害に遭われた方は、お気軽にご連絡ください。

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害獣・害虫駆除の専門会社・駆除ザウルス

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コラム監修者 プロフィール
内田翔
内田 翔(うちだ しょう)

AAA ALLIANCEグループ 取締役 本部長。
「害虫バスター」としてメディア出演、ニュース、番組協力多数。

【駆除ザウルス メディア出演歴】
日本テレビ「news every.」「世界一受けたい授業」、NHK「クローズアップ現代」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、フジテレビ「とくダネ!」、TBS「あさチャン!」「ジョブチューン」他多数。

害獣駆除歴約20年を誇るスペシャリスト。「建物の医者」としてお客様の安心・平穏を取り戻す為に最善の施工を実施。