ネズミがよく出る時期は春と秋!ネズミ対策は冬か夏がおすすめな理由

ネズミは寒さが苦手な動物ですが、屋内などの温度がある程度保たれている空間では一年中活動しています。特に春と秋は活発な活動時期です。

私たちがネズミの姿をよく目にするのもこの時期ですが、春や秋にネズミが出た!と騒ぎ出して対策をするのは少々遅く、ネズミの活動が比較的落ち着いている冬か夏に行っておかなければなりません。

ネズミがよく出る時期は春と秋!ネズミ対策は冬か夏がおすすめな理由 ネズミ1

以下ではネズミの活動時期と、最適な対策のタイミングについて詳しく解説します。

 

1年でネズミがよく出る時期はいつ?

 

ネズミが最もよく出る時期は春と秋です。

なぜこの時期に多いのでしょうか。解説していきます。

 

春によく出る理由

冬の間に減少した食料が増え始め気温も上昇するため、ネズミの活動が活発になります。またこの時期は繁殖期でもあるため、個体数が増加することから遭遇する確率が高まります。

 

秋によく出る理由

秋は冬に備えて食料を蓄える時期のため彼らは活発に行動します。また、寒さを避けて屋内に侵入しようとする個体も増えるため、目にする機会も多くなります。

 

 

ネズミの姿は見えないがなんとなくいる気がする、そんなときの対処方法

 

ネズミの存在を確認する効果的な方法を紹介します。

 

1. 痕跡をチェック

ネズミの活動した痕跡を丁寧に探します。

以下のような痕跡に注目しましょう。

 

注目すべき痕跡

 

・糞

小さな黒い粒状のもので新しいものは柔らかく、古いものは硬くなります。発見した場合、ネズミが近くにいる可能性が高いです。

 

・尿の跡

紫外線ライトを使用すると、蛍光色に光って見えます。

 

・かじり跡

木材、プラスチック、電線などの表面に見られる小さな歯形がある場合、ネズミのかじり跡の可能性が高いです。

 

・足跡や油脂の跡

ほこりっぽい場所や滑らかな表面に小さな足跡などが残されることがあります。

 

特に暗くなっている部分の隅っこや物陰、配管の周り、キッチンの裏側、食品を保管しているスペースの近くなどを注意深く観察してください。

こうした場所はネズミが好む隠れ家や通り道になりやすいです。

 

2. 音をチェック

ネズミの活動音を聞き取るために、以下のような方法を試してみましょう

 

音のチェック方法

・夜間や早朝など、家が静かな時間帯に耳を澄ませる

・壁や天井、床下からのカサカサ、ガリガリ、ピチピチといった小さな音がないか確認

・超音波検知器を使用してネズミの発する高周波音を捉える

・定期的に様々な時間帯で音を確認し、ネズミの活動パターンを把握

 

ネズミは主に夜行性なので、夜間の観察が特に効果的です。

また季節や天候によっても活動が変化することがあるので、長いスパンで確認していくと確実です。

 

3. 移動経路をチェック

 

移動経路を把握する方法

・小麦粉や滑石粉、蛍光パウダーなどの無害な粉を使用

・ネズミの通り道と思われる場所に、幅10~15cm程度の帯状に薄く粉を撒く

・壁際や家具の裏側、配管の周りなど、ネズミが移動しそうな場所を重点的に選ぶ

・翌日、粉の上に付いた足跡や尾の跡を丁寧に確認

・蛍光パウダーを使用した場合は、紫外線ライトを使って暗所でも跡を確認可能

 

この方法でネズミの移動経路や活動範囲を特定できます。

この方法を行う際は、粉を撒いた後に人や他のペットが立ち入らないよう注意してください。

 

 

ネズミ対策は「ネズミが出る前が吉」

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できれば、ネズミを見る前にネズミ対策を講じておくのがベターです。

 

1. 予防策

何よりネズミを侵入させないことがもっとも大切です。

建物の隙間を塞いだり、食品の保管方法を改善したりすることで、ネズミの侵入リスクを大幅に下げることができます。

 

2. 効率的な駆除と予防

ネズミの侵入を許してしまった後でも、ネズミの個体数が比較的少ない時期に対策を実施することで、より効果的かつ効率的に駆除や予防を行うことができます。

ネズミの繁殖サイクルや活動パターンを考慮し、冬や夏など、ネズミの活動が比較的低下する時期に本格的な対策を集中的に行いましょう。

 

3. 繁殖サイクルの阻止

春と秋はネズミの主要な繁殖期です。

繁殖場所となる可能性のある場所を特定し、そこへのアクセスを遮断したり、繁殖を促進する要因(食料源や巣材など)を取り除くなどし、ネズミの個体数増加を効果的に防ぎましょう。

 

4. 季節的な侵入の防止

気温の低下に伴い、秋から冬にかけて暖かい屋内に侵入しようとする傾向が強まります。

建物の外周や基礎部分の点検と補強、換気口や配管周りの隙間を埋めるなど、対策を行いましょう。

 

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ネズミの季節別侵入対策

それではネズミの季節別の侵入対策を見ていきましょう。

大まかな対策は以下の図の通りです。

 

 

季節主な対策
・建物の隙間や穴を塞ぐ(直径1cm以上要注意)

・紙類や布類の適切な保管

・家屋の総点検(壁床接合部、配管周り)

・食品の密閉保管の徹底

・生ゴミの適切な処理

・換気口や通気口の網戸点検

・建物外周の入念な点検

・落ち葉の定期的な清掃

・食料備蓄の整理と密閉保管

・配管周りの隙間封鎖

・暖房機器周辺の点検強化

・屋根裏や床下の定期点検

以下では各季節の特徴と効果的な予防方法を詳しく説明します。

 

 

隙間や穴がないか確認

- 春はネズミの繁殖期に入るため、建物の隙間や穴を徹底的に塞ぎます。特に直径1cm以上の穴は要注意で、金属製の板や専用の材料を使用して確実に封鎖することが重要です。

 

巣を作らせない

- 巣作りの材料となる紙類や布類の管理を徹底します。

段ボールや古新聞、使用していない布類は密閉された容器に保管するようにしましょう。

 

点検をする

- 春の大掃除時に家屋の点検を行います。

特に壁と床の接合部、配管周り、屋根裏の換気口など、見落としがちな場所まで丁寧にチェックしましょう。

 

 

食品に注意

- 食品の保管方法を見直し、密閉容器の使用を徹底します。

特にペットフードや穀類は、硬質プラスチックや金属製の容器に移し替えて保管することをお勧めします。

 

ごみ処理を丁寧に行う

- 生ゴミの適切な処理と清潔な環境維持に努めます。

生ゴミは毎日処分し、キッチンやダイニングエリアの清掃を定期的に行うことが大切です。

 

侵入口を点検

- 換気口や通気口の網戸やネットの点検を行います。

破損や劣化が見られた場合は、直ちに修理や交換を実施しましょう。

 

 

建物の外周をチェック

- 寒さを避けて室内に侵入しやすい時期のため、建物の外周を入念に点検します。

特に基礎部分や外壁の亀裂、配管の貫通部などは重点的にチェックしましょう。

 

落ち葉や枯草を処分

- 落ち葉の清掃を定期的に行い、建物周辺に隠れ場所を作らないようにします。

特に建物の周囲2メートル以内は、常に整理整頓を心がけましょう。

 

収納スペースを点検

- 食料の備蓄場所の整理と密閉保管を徹底します。

パントリーや物置など、普段あまり使用しない収納スペースも定期的に点検・整理することが重要です。

 

配管周りをチェック

- 暖かい室内に逃げ込んでくるため、配管周りの隙間に特に注意を払います。

水道管やガス管の周囲は、専用の断熱材や目止め材を使用して隙間を完全に塞ぎましょう。

 

暖房機器やボイラー周辺を点検

- 室内の暖かい場所(暖房機器周辺など)の点検を強化します。

特にエアコンの室外機周り、床暖房システムの配管部分などは定期的な確認が必要です。

 

屋根裏、床下を点検

- 屋根裏や床下の定期的な点検を実施します。

これらの場所は温かく、ネズミが冬を越すために好んで利用する場所となるため、月1回程度の点検をお勧めします。

 

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ネズミ対策は冬がおすすめ

 

ネズミ対策は冬がおすすめな理由は3つあります。

 

1. ネズミの活動が低下するため

冬季は気温の低下によりネズミの代謝が遅くなり、活動量が減少します。これに伴いネズミの動きが鈍くなるので、対策を行いやすくなります。またネズミの警戒心も低下するため、駆除や予防措置の効果が高まる傾向にあるのが冬場です。

 

2. 繁殖期が来る前

春に向けて繁殖期を迎える前に一手を打つことで、ネズミの増加を効果的に防ぐことができます。

親ネズミの数を限りなくゼロにするために、冬のうちに建物の隙間や穴を丁寧に塞ぎ、侵入経路を遮断しましょう。

冬場の対策によって、春以降のネズミの繁殖と侵入を大幅に抑制できます。

 

3. 屋内へ侵入してくる時期のため

厳しい寒さを避けてネズミが暖かい屋内に侵入しようとする時期に、屋内に入れないことが大切です。

建物の外周を綿密に点検し、小さな隙間や穴も見逃さずに塞ぎつつ、暖房設備の周りや配管の貫通部など、ネズミが好む侵入経路に特に注意して一匹たりとも通さないようにしてください。

 

 

ネズミの数を増やしたくない!夏の対策ですべきこと

 

先ほど冬の対策について詳しく解説しましたが、夏場も以下のような対策を取ることでネズミの侵入を防げます。

 

 

1. 食料源の管理

夏は食べ物が腐りやすい季節です。

屋内外の食品管理を徹底し、ゴミは密閉容器に入れてため込まないよう定期的に処分しましょう。庭の果物や野菜も放置せず、こまめに収穫・処分してください。

 

2. 水に注意

夏場はネズミも水を求めて活動します。エアコンの室外機の下に溜まる水や、庭の水たまりなどを定期的に点検し、溜まっているようなら除去してください。また、漏水にも注意を払いましょう。

 

3. 侵入経路の封鎖

夏は建物が膨張して小さな隙間ができやすくなります。

定期的に建物の外周を点検し、新たにできた隙間や穴を見つけたら速やかに塞いでください。特に配管周りや基礎部分の点検が重要です。

 

 

 

まとめ

ネズミが出る時期は春と秋が多くなります。

いくつか対処方法をご紹介してきましたが、これらの対処法を試しても効果がない場合や、大規模な侵入が疑われる場合は、専門の駆除業者への依頼がおすすめです。業者は専門知識と経験を持ち、安全かつ効果的にネズミ問題を解決できます

 

私たち駆除ザウルスはネズミの生態や駆除方法に詳しく、安全に対処します。ネズミにお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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ネズミ駆除に使う超音波駆除器は効果がある?人体への影響は? ネズミ駆除001

コラム監修者 プロフィール
内田翔
内田 翔(うちだ しょう)

AAA ALLIANCEグループ 取締役 本部長。
「害虫バスター」としてメディア出演、ニュース、番組協力多数。

【駆除ザウルス メディア出演歴】
日本テレビ「news every.」「世界一受けたい授業」、NHK「クローズアップ現代」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、フジテレビ「とくダネ!」、TBS「あさチャン!」「ジョブチューン」他多数。

害獣駆除歴約20年を誇るスペシャリスト。「建物の医者」としてお客様の安心・平穏を取り戻す為に最善の施工を実施。