シロアリの生態と被害について
シロアリの生態
シロアリは、アリの仲間だと思われがちですが、実は全く違った生物であり、実はゴキブリの仲間として分類されています。シロアリで代表的なものは2種類で、それぞれヤマトシロアリ、イエシロアリと呼ばれています。ヤマトシロアリはほぼ日本全土に分布しており、イエシロアリは関東から西の太平洋側に多く分布しています。どちらも害虫として有名です。シロアリは乾燥に弱く、基本的には木や土の中で生活しています。そのため人間の目に触れることはほとんどありません。ただし、巣がある程度大きくなってくると他に生活の場を求め分巣します。この際、巣にいるシロアリの一部は体色が白から黒くなり、羽アリとして群れで飛び立ちます。これを「群飛(ぐんぴ)」といい、これを目撃することで人間がシロアリの存在に気付くケースが多く、その場合は被害がかなり進行していることとなります。シロアリは木材をエサとして食べるため、木造家屋を破壊してしまう恐ろしい生き物です。
特徴
暖かい春から秋にかけてはシーズンとなり、非常に活発に木を食べますがシロアリは冬眠をしないために、通常虫が目に付かない冬も被害に遭う場合があります。シロアリは基本的にまず土から家屋に侵入しますが、この時に蟻道(ぎどう)と呼ばれるトンネル状の通り道を作ります。これは乾燥から身を守るためで、シロアリ自体を確認できなくても蟻道の有無によってシロアリの生息が確認できます。ただし、蟻道が作られるのは家屋の床下であることが多く、シロアリの侵入に対して気付かない場合がほとんどです。一度シロアリが侵入すると、木を食べながら数をどんどん増やしていき、1つの集団は1万匹以上にもなります。そしてある程度木を食べつくすと、一部のシロアリが羽アリとなり、今後は近所にも被害が拡大することになります。この羽アリは数百匹でまとめて飛び立ち、500メートル程度飛ぶことができるため、十分注意が必要です。飛び立つ場所は浴室や玄関がもっとも多く、浴室からの場合は外へ出られなかった死骸が発見されるケースが多くあります。
シロアリは木を食べる(食害)だけではなく、プラスチックや発泡スチロール等なども加害します。やはり厄介なのは木造家屋をダメにしてしまうことです。シロアリは冬眠をしないことから、季節により活動の活発性は違うものの1年中家屋の土台や柱に被害を及ぼします。時には1万匹もの集団で行動し、24時間交代で木部を食べ続けることから被害の進行が早く、また床下など見えない場所から食害するので、発見が遅れがちになります。食害被害がある程度進行するか、羽アリの発生によりシロアリによる被害が表面化することが多いのですが、その場合は床のきしみなどが既に起こっていることもあります。そのままにしておくと、最終的には床が抜けたり柱が下がり、建物が歪んでしまいます木造家屋は精密に建てられていますから、最悪のケースではお家の建て替えを検討しなければならないことにまで発展してしまうこともあるほどです。まずは床下から木材を叩く、または目視による調査が重要で、早期発見、早期対処が基本です。
シロアリ被害の見つけ方
- 床がブカブカする
- 柱を叩くと空洞音がする
- ドアやふすまなどがスムーズに開かなくなった
- 羽アリの群飛
- 木部(床や板柱など)を叩いてみると、ポコポコという空洞音がする
- 基礎や土台にアリの通路(蟻道・ぎどう)がある
- 土が木材の割れ目につまっている(蟻土・ぎど)
- アメリカカンザイシロアリのフン
シロアリの駆除方法
駆除料金
害虫・害獣駆除は、被害状況や建物の面積、施工回数等よって料金が変わってきますので、正式な料金につきましては調査・お見積りをご依頼ください。
シロアリ駆除
5,800円/坪~(税込 6,380円/坪~)
お客様のほとんどが初めての害獣駆除。些細なことでもけっこうです。まずはご相談ください!
電話、メール、LINEのいずれか得意な方法をご選択いただけます
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