害獣の足跡を見分ける方法 ハクビシンやアライグマなどの足跡の特徴を解説

家の周辺や庭で見慣れない足跡を見つけたことはありませんか?それは害獣が侵入した痕跡かもしれません。

害獣の足跡を見分ける方法 ハクビシンやアライグマなどの足跡の特徴を解説 害獣の足跡01

害獣による被害を最小限に食い止めるために必要なのは、こうした足跡から何の動物の足跡なのかを特定し、対策を練ることです。

こちらではハクビシン、アライグマ、イタチなど、代表的な害獣の足跡の特徴と見分け方について詳しく解説します。

身近な害獣の足跡

以下では日本全国に分布する勢いの特定外来生物「アライグマ」や、その数を増やし都市部にもその姿を見せるようになってきた「クマ」など、私たちの生活圏に出没する害獣をピックアップして、その足跡の特徴を紹介していきます。

 

見分けにくい害獣の足跡早見表

以下では、特に見分けにくい害獣同士の足跡を比較し、それぞれの特徴を整理した早見表をご紹介します。似たような足跡でも、指の数や配置、爪の有無などの細かな違いに注目することで、正確に判別することができます。

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タヌキとアライグマ

 

特徴タヌキアライグマ
指の数前足・後足ともに5本前足・後足ともに5本
大きさ3~4cm程度4~7cm程度(タヌキより大きい)
丸みがあり、指が密集して見える。犬に似た形状細長く、指が広がっている。人間の手のような形状
爪の跡短く尖った爪の跡が残る鋭く長い爪の跡がはっきり残る
肉球指の付け根の肉球が小さめ指の付け根の肉球が大きく目立つ
その他の違い足跡は比較的丸くまとまっており、犬科特有の形状。歩幅は狭め指が長く広がっているため、人間の赤ちゃんの手のように見える。歩幅は広め
見分け方のポイント犬の足跡に似ており、指が密集して丸い形。サイズは小さめで、爪の跡も短い指が広がって人間の手のような形。サイズが大きく、長い爪の跡が特徴的
   

ハクビシンとイタチとアナグマの足跡

 

特徴ハクビシンイタチアナグマ
指の数前足・後足ともに5本前足・後足ともに5本前足・後足ともに5本
大きさ4~5cm程度2~3cm程度(最も小さい)4~6cm程度
丸みを帯びており、指が広がっている。猫に似た形状細長く、指が密集している。小型で華奢な印象幅広で、指が広がっている。がっしりとした印象
爪の跡爪の跡は目立たない、または小さい小さく鋭い爪の跡が残る長く太い爪の跡がはっきり残る
肉球指の付け根の肉球が小さめで、猫に似ている肉球は小さく、細長い形状肉球が大きく目立つ。指の付け根の肉球が横に広い
その他の違い足跡は猫に似ているが、やや大きめ。木登りが得意なため、垂直面に跡が残ることも足跡が小さく細長いため、判別が難しい。歩幅は狭く、直線的に並ぶ足裏全体を地面につけて歩くため、足跡が深く残る。がっしりとした印象
見分け方のポイント猫に似ているが、サイズがやや大きい。爪の跡が目立たない非常に小さく細長い足跡。爪の跡は小さいが鋭い幅広で大きく、長い爪の跡が特徴的。足跡が深く残る

 

 

サルとヒトの足跡

 

特徴サルヒト
指の数前足・後足ともに5本手足ともに5本
大きさ種類により異なるが、一般的に10~15cm程度(ニホンザルの場合)成人で20~30cm程度
後足は人間の手のような形状で、親指が横に張り出している。前足も指が長く広がっている足は細長く、指が前方に並んでいる。親指が他の指と同じ方向を向いている
爪の跡短い爪の跡が残る短い爪の跡、またはほとんど目立たない
足裏足裏全体が地面につき、かかとから指先までの跡がはっきり残る。指が広がり、親指が横に張り出す土踏まずがあり、かかとと指の付け根、つま先の3点で体重を支える。足跡は細長い
その他の違い木登りが得意なため、垂直面や高所に足跡が残ることがある。後足の親指が他の指と離れて横に張り出しているのが特徴直立二足歩行のため、足跡は直線的に並ぶ。土踏まずがあるため、足裏の中央部分が地面につかない
見分け方のポイント後足の親指が横に大きく張り出し、人間の手のような形状。木の幹や高所にも足跡が残る細長い足跡で、指が前方に並んでいる。土踏まずがあり、足裏の中央部分に跡が残らない。そもそも靴を履いていることがほとんど

 

 

シカとイノシシの足跡

 

特徴シカイノシシ
指の数2本の主蹄(ひづめ)と2本の副蹄2本の主蹄(ひづめ)と2本の副蹄
大きさ5~8cm程度(種類により異なる)6~10cm程度(シカより大きめ)
細長く、先端が尖っている。2本の蹄が縦に並ぶ幅広で丸みがあり、2本の蹄が横に広がっている
蹄の跡スリムで細長い蹄の跡。2本の蹄の間隔が狭い太く丸みのある蹄の跡。2本の蹄の間隔が広い
副蹄の跡柔らかい地面や走行時に副蹄の跡が残ることがある体重が重いため、副蹄の跡がはっきり残りやすい
その他の違い足跡は細長く優美な印象。歩幅は広く、ジャンプの跡が残ることも足跡はがっしりとして幅広い。地面を掘り返した跡や、ぬた場(泥浴びの跡)が見られることが多い
見分け方のポイント細長く尖った蹄の跡で、2本の蹄が縦に並ぶ。副蹄の跡は目立ちにくい幅広で丸みのある蹄の跡で、2本の蹄が横に広がる。副蹄の跡がはっきり残る

 

そのほかの害獣の足跡

害獣の足跡を見分ける方法。ハクビシンやアライグマなどの足跡の特徴を解説  害獣の足跡02

ここまで紹介した害獣以外にも、私たちの生活圏に侵入する可能性のある動物がいます。

クマとネズミ、最近話題になっているヌートリアの足跡について見ていきましょう。

 

クマの足跡

クマの指は5本で、肉球が大きくて厚みがあります。前足の跡は丸くて横長、後足の跡は縦長です。

足跡ですが、後足の跡が前足の跡のすぐ前に重なるようにつきます。爪が長いので、爪の跡もはっきり残ります。

成獣の足跡は幅が10cm以上あり他の動物と比べてとても大きく、一目見てクマと判断できるでしょう。

 

クマ詳細
指の数5本の指を持っています(ツキノワグマ、ヒグマともに共通の特徴です)
肉球非常に大きく肉厚で、アーモンド型またはそれ以上の大きさの肉球が特徴的に見られます。
爪の跡爪の跡が指の先端部分に沿ってはっきりと残ることが多く見られます。木登りする習性のあるクマは木の幹に爪痕を残すことがあります。
前足の形全体的に丸みを帯びており、横幅が広い形状をしています。爪の跡がはっきりと残ることが特徴です。
後足の形縦に長い形状をしており、前足よりも大きなサイズになる場合があります。
足跡の配置後足の跡が、前足の跡のすぐ前方(内側寄り)の位置につくことが多く見られます。
大きさ成獣の場合、足跡の幅が10cm以上になることが多く、非常に大型です。大人の人間の足の大きさとほぼ同等、あるいはそれ以上の大きさになることもあります。

 

 

 

ネズミの足跡

ネズミの前足は4本指、後足は5本指で、細長い尾の跡が残ることもあります。

ネズミは小さいため足跡が残りづらいこともあり、ラットサインとしてフンやかじり跡などを踏まえてその存在を判断します。

足跡のほか、黒く細長いフン、壁や柱に黒ずんだ擦れ跡(ラブサイン)、電気コード、柱、家具などにかじり跡が残ります。これら4つが主なラットサインです。

これらのサインが壁際や配管周り、屋根裏などで見つかった場合、それはネズミが生息している明確な証拠です。

 

ネズミ特徴
足跡小さく(1~2cm程度)、前足は4本指、後足は5本指。ちょんちょんと点が並ぶように見え、尻尾の跡が細い線として残ることも。ほこりっぽい場所、床、壁際などでみつけやすい。

 

ヌートリアの足跡

ねずみに似たビジュアルを持つヌートリアの足跡は前足は指が4本、後ろ足は水かきがあり幅広です。

 

ヌートリアの足跡特徴
前足指は5本あるが、親指が小さく痕跡的で、4本の細長い指の跡として見えることが多い
後ろ足水かきがあるため、前足よりも幅が広く、大きな足の裏のような跡になる。爪の跡も残ることがある
場所水辺の泥の上や、水辺の植物(ヨシ、ガマなど)を食べる場所の近くで見つかりやすい

 

 

駆除ザウルス

 

獣害をもたらす害獣の足跡の特徴まとめ

 

動物名指の数大きさ形状の特徴その他の特徴
タヌキ前足・後足ともに5本3~4cm程度丸みがあり、指が密集。犬に似た形状短く尖った爪の跡が残る
アライグマ前足・後足ともに5本4~7cm程度細長く、指が広がっている。人間の手のような形状指が細長く分離して見える
ハクビシン前足・後足ともに5本前足3~4cm、後足4~5cm肉球と指が離れており、丸い形。後足は細長い爪の跡が残ることもある。屋根裏や外壁に引っかき傷
アナグマ前足・後足ともに5本4~6cm程度爪が長く、爪の跡がはっきり残る前足の爪が特に長い。穴掘りの習性がある
イタチ前足・後足ともに5本2~3cm程度小さく細長い。指が広がっている前足と後足の跡が重なることが多い。ジグザグに進む
サル前足・後足ともに5本5~10cm程度人間の手足に似ている。親指が離れている群れで行動するため、たくさんの足跡がまとまって残る
クマ前足・後足ともに5本幅10cm以上前足は丸く横長、後足は縦長。肉球が大きく厚い爪の跡がはっきり残る。非常に大型
ヌートリア前足4本(親指小さい)、後足5本前足3~4cm、後足5~7cm後足に水かきがあり幅広水辺の泥の上で見つかりやすい
カラス前3本、後1本5~7cm程度Y字型。3本の指が前、1本が後ろ鋭い爪の跡が残る
コウモリ5本の指1~2cm程度細長い指、鋭い爪足跡は残りにくい。フンや尿の跡で判断
ハト前3本、後1本3~4cm程度Y字型。カラスより小さい爪が短く丸い

 

まとめ

ここまで害獣の足跡について紹介してきました。

害獣の足跡を正しく見分けることは、被害を未然に防ぐための第一歩です。

足跡を発見したら、その形状、大きさ、指の数、肉球や爪の跡を観察し、どの害獣によるものかを特定しましょう。早期発見により、適切な対策を講じることができ、家屋や農作物への被害を最小限に抑えることができます。

 

何の足跡か判断できない、侵入された形跡があるなど不安やお悩みがある方は駆除業者などに相談することをお勧めします。

害獣駆除でお悩みの方は駆除ザウルスへご相談ください。

駆除ザウルス公式HP
害獣・害虫駆除の専門会社・駆除ザウルス

駆除ザウルス

コラム監修者 プロフィール
内田翔
内田 翔(うちだ しょう)

AAA ALLIANCEグループ 取締役 本部長。
「害虫バスター」としてメディア出演、ニュース、番組協力多数。

【駆除ザウルス メディア出演歴】
日本テレビ「news every.」「世界一受けたい授業」、NHK「クローズアップ現代」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、フジテレビ「とくダネ!」、TBS「あさチャン!」「ジョブチューン」他多数。

害獣駆除歴約20年を誇るスペシャリスト。「建物の医者」としてお客様の安心・平穏を取り戻す為に最善の施工を実施。