アライグマの屋根裏侵入経路を特定する方法は?住処にさせない対策

アライグマは、家の隙間から侵入することができる動物です。屋根裏に住みついたアライグマは、断熱材を破壊したり、騒音を発したりするといったトラブルを引き起こしてしまいます。

アライグマの屋根裏侵入経路を特定する方法は?住処にさせない対策 アライグマ1

もしアライグマを駆除したとしても、侵入経路をふさがなければ再度同じ被害にあう可能性があります。

 

アライグマの問題を解決するには、どこから侵入しているのかを見つけて、封鎖することが必要です。

 

この記事では、アライグマの侵入経路の特定方法と封鎖方法について解説します。

アライグマが屋根裏に入るのはなぜ?家に住みつかせないために知っておくべきこと

アライグマは、家の中でも屋根裏を選んで住みつくことが多いです。家には他にも隠れられる場所があるのに、なぜ屋根裏が好きなのでしょうか。

 

ここでは、アライグマが屋根裏に住みつく理由とアライグマが屋根裏に潜んでいるかどうかを見破る方法を紹介いたします。

屋根裏がアライグマにとって魅力的な理由

アライグマが屋根裏に住みつく一番の理由は、雨風から身を守れるからです。屋根裏は断熱材で暖かく、夏も冬も快適な温度を保っています。屋根裏には天敵がいないので、安心して出産できることもアライグマにとってはメリットです。

 

また、屋根裏にはアライグマの餌になる虫や小動物が多く、その上台所からも近いことから食事に困りません。

 

このような理由から、屋根裏はアライグマにとって理想的な住処になるのです。

アライグマが屋根裏に侵入する方法

アライグマの屋根裏侵入経路を特定する方法は?住処にさせない対策 アライグマ2

アライグマは厄介な動物で、家のすき間や穴を見つけて屋根裏に入り込みます。そして、屋根裏を自分の巣にしてしまうのです。

 

では、一体アライグマはどこから屋根裏に侵入しているのでしょうか。ここでは、アライグマが屋根裏に入り込む方法についてご紹介します。

屋根裏へ入るために手先を使うアライグマ

アライグマの侵入経路を知るには、まずその生態を理解することが大切です。

 

アライグマは、手先が巧みで環境に合わせて変化できる動物です。体長は60cm程で、尾を含むと1m近くになります。アライグマは「クルルル」という特徴的な鳴き声を出すため、屋根裏から音が聞こえたらアライグマがいる可能性が高いです。

 

また、アライグマは足音が大きく、「ドンドンドン」という音がします。屋根裏で騒音がするときは、アライグマが原因であることを疑いましょう。

 

さらに、家の周りで足跡を発見したら、足跡の形や大きさでアライグマかどうかを判断できます。5本の指と爪があり、5~7cm程の足跡であればアライグマの可能性があります。

木登り感覚で屋根裏に侵入する

手先が器用なアライグマですが、どのようにして天井裏にたどり着くのでしょうか。

 

実は、アライグマは5本の爪と柔軟な足先を駆使して、木を上手く登ることができるのです。実際に木登りでは7~8メートルもの高さに達するため、アライグマにとっては、天井裏への侵入などが比較的簡単です。

 

床下の隙間にばかり注意していると、上から家に入られてしまうので、木登りするということを念頭に置いて対策する必要があります。

狭い隙間から屋根裏に侵入する

アライグマの大きさは柴犬サイズですが、頭が通るほどの隙間があれば、どこにでも入ってしまいます。

 

さらに知能が高く手先が器用であるため、侵入口に物を置いても手で動かして入ってしまうのです。

 

素人の目には侵入口が見つけにくいので、隙間を完全にふさぎたい場合はプロに頼む法が良いでしょう。

 

アライグマ駆除|駆除ザウルス01

 

アライグマを屋根裏から追い出す方法

アライグマが屋根裏などに入ってしまうと、家屋に被害が出ます。したがって、アライグマを排除し、侵入を防ぐ対策が必要です。

 

ただし、アライグマは鳥獣保護管理法の対象であり、無許可で捕まえたり傷つけたりすると、1年以下の懲役や100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

 

さらに、アライグマは外来生物法で特定外来生物とされており、生きたまま移動させたり野に放ったりすることは基本的に禁止されています。

 

捕まえるのではなく追い出す行為であれば、自分で許可なしに行うことができます。ここでは、屋根裏からアライグマを追い出す手軽な方法をご紹介いたします。

アライグマが嫌うニオイや成分で追い出す

アライグマを排除するには、アライグマが嫌がる香りや成分を活用するのが効果的です。アライグマが嫌うニオイや成分の例は以下の通りです。

 

名称 主成分
木酢液 水分(酢酸約10%)
ハッカ油 l-メントール
漂白剤 次亜塩素酸ナトリウム
唐辛子エキス カプサイシン

 

木酢液は木を燃やして木炭にする際に発生する煙を蒸留して液体にしたものです。アライグマは山火事のニオイだと思って、危ない場所と判断して逃げます。

 

ハッカ油、漂白剤、唐辛子エキスなども、アライグマの鋭い嗅覚にとっては強烈なニオイで、嫌って屋根裏から退去します。

 

使用方法は以下の通りです。

 

  1. 液剤をつけた紙、布を屋根裏におく
  2. ペットボトルやバケツなどに収め、それを屋根裏に配置する
  3. スプレーで屋根裏にまく(木酢液は除く)

 

木酢液はニオイがきついので、スプレーで直接まくことはできません。スプレーでまくときは、ニオイの弱い漂白剤はそのまま、唐辛子エキス、ハッカ油は水でうすめてから行いましょう。

 

木酢液やハッカ油は、床や服にしみるとシミになることがあるので、使うときは気をつけてください。

 

また、これらのニオイや成分が入っている忌避剤やくん煙剤を使うと、より効率的に追い出すことができます。

アライグマが嫌がる超音波を使って追い出す

アライグマを屋根裏から追い出すには、「超音波装置」というものが役立ちます。アライグマが嫌う音を出すことで、追い払うことができるアイテムです。

 

人には聞こえない周波数の音をずっと出し続けることで、アライグマは不快になって逃げます。強いニオイのする忌避剤が苦手な方には、超音波装置は最適なアライグマ退去グッズといえるでしょう。

 

ただし、超音波装置は障害物にぶつかると音が届かないことがあります。そのため、超音波を広く効かせたい場合は、広さや場所を考えて、必要なところには何台も置くことが大切です。

アライグマは光に弱い?ライト(光)で追い出す

アライグマは暗い場所で活動する習性があり、強い光に目が慣れていないという説があります。

 

そのため、アライグマの侵入を防ぐには、ライトを使って光を照射するという方法が考えられます。

 

ライトによってアライグマの目が眩んだり、恐怖心を抱かせたりすることで、アライグマを追い払うことができるのではないかというわけです。

 

しかし、この方法は科学的に証明されたものではありません。

 

実際にライトを試してみた人の中には、アライグマが逃げたという人もいますが、全く効果がなかったという人もいます。

 

また、アライグマは環境に適応する能力が高いので、ライトにも慣れてしまうかもしれません。

 

ですから、ライトを使ったアライグマ対策は、あくまで「効果がある可能性がある」程度に考えておくべきです。

 

できれば、他の対策と組み合わせて行うことがおすすめです。

 

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アライグマの屋根裏侵入経路を封鎖する方法

アライグマの屋根裏侵入経路を特定する方法は?住処にさせない対策 アライグマ1

アライグマを追い出したあとは、再び入られないように侵入口をふさぐことが大切です。

 

  • 基礎コンクリートや床下の通気口
  • 壁や軒下の壊れたところやすき間
  • 戸袋のすき間
  • 屋根のすき間
  • 外壁の換気口
  • 増築したところのはずれ
  • エアコンの配管の入っているところ

 

アライグマは顔が入るくらいのすき間があれば、3~4cmでも入ってきます。

 

足あとがある箇所については、アライグマが入ってきたところだと思うようにし、侵入口だけでなく、3~4cmのすき間をすべてふさぐと、予防になって安心です。

糞尿の除去と消毒をお忘れずに

屋根裏に残ったアライグマの糞尿は、家の構造に悪影響を及ぼすだけでなく、病気の原因にもなります。

 

そのため、作業時はマスクやゴーグル、手袋、ヘルメットなどの防護具を着け、次亜塩素酸ナトリウム系の薬剤で糞尿を除去しましょう。

アライグマの病原菌には要注意!

アライグマに直接接触しなくても、糞や尿、食べ物の残りなどに触るだけで感染する可能性があります。アライグマが持っているダニやノミが家の中に広がって、さらなるトラブルを引き起こすことも。

 

病原菌やダニ・ノミは目には見えませんが、生活に影響を与えるため十分気をつけましょう。

 

ご自宅でアライグマの被害に悩んでいるなら、専門の駆除業者に相談することをお勧めします。

アライグマが再び屋根裏に戻ってきたらどうする?

アライグマは頭が良く学習能力が高い上に、帰巣本能が備わっています。そのため、忌避剤や超音波装置を使用しても屋根裏に再侵入されてしまうことがあります。

 

徹底した侵入防止策を講じていれば屋根裏に入られる可能性は低いですが、それでも侵入されるのだとしたら対策が甘かったということです。

 

したがって、アライグマの駆除は害獣駆除のプロにお願いするのがおすすめです。

 

害獣駆除のプロなら、アライグマの駆除だけでなく、駆除後の殺菌・消毒も行ってくれます。また、再発防止の保証をしてくれる業者もあります。

 

1度依頼してしまえば、駆除後も安心して住めるでしょう。

アライグマの駆除は駆除ザウルスにお任せ!

アライグマの屋根裏駆除は、自分で行うのは危険や困難が伴うことから、専門の駆除業者に依頼するのが最善の方法です。

 

しかし、駆除業者の中にはアライグマに対して無理やり残酷な方法をとるケースや、駆除後の対策やアフターケアをしない場合もあります。

 

安心・安全にお見積もりから駆除後のサポートまでをご希望の方は、ぜひ駆除ザウルスにご相談ください。

 

私たち駆除ザウルスは、駆除費用や契約内容の明確なご提示はもちろんのこと、駆除後の対策やアフターケアをしっかり行います。

 

アライグマの屋根裏駆除にお困りの方は、ぜひ駆除ザウルスにお任せください。

駆除ザウルス公式HP
害獣・害虫駆除の専門会社・駆除ザウルス

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コラム監修者 プロフィール
内田翔
内田 翔(うちだ しょう)

AAA ALLIANCEグループ 取締役 本部長。
「害虫バスター」としてメディア出演、ニュース、番組協力多数。

【駆除ザウルス メディア出演歴】
日本テレビ「news every.」「世界一受けたい授業」、NHK「クローズアップ現代」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、フジテレビ「とくダネ!」、TBS「あさチャン!」「ジョブチューン」他多数。

害獣駆除歴約20年を誇るスペシャリスト。「建物の医者」としてお客様の安心・平穏を取り戻す為に最善の施工を実施。