コウモリの死骸を見つけたらどうする?最適な処理方法を解説
普段は夕方から夜に活動し飛んでいる姿をよく見かけるコウモリですが、ごくたまにベランダなどに落ちているコウモリを発見することがあります。

このコウモリの死骸を拾ってゴミ箱へポイっとしたくなるところですが、ちょっと待ってください。その処理方法はいろいろな意味でNGです。
ではどのように死骸を処理するのが良いのでしょうか。
目次
コウモリの死骸をベランダで発見!そのまま捨てていいの?
コウモリの死骸をベランダで発見しても、そのまま捨ててはいけません。
それは法律違違反になる可能性があります。
法律違反になる可能性がある
鳥獣保護管理法では、許可を得ていない個人による野生動物の捕獲・処理が明確に禁止されています。
- 狩猟免許を持ち、定められた期間・場所での狩猟
- 学術研究目的で環境大臣等の許可を得た場合
- 農作物被害対策等で都道府県知事の許可を得た場合
- 人の生命・身体の保護のために緊急やむを得ない場合
※鳥獣保護管理法に違反して野生の鳥獣を捕獲した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。
病気感染のリスクがある
コウモリは多くの危険な病原体を保有している可能性があり、直接接触は大変危険です。コウモリは2020年に注目された新型コロナウイルスの起源とされたほか、狂犬病ウイルスの保有も確認されています。
2018年の研究では、コウモリから200種以上のコロナウイルスが発見され、その中には人獣共通感染症を引き起こす可能性のあるものも含まれていました。また、コウモリの糞には病原性の真菌が含まれていることもあり、吸入すると深刻な肺疾患を引き起こす可能性があるため、むやみに死骸に触るのは危険です。
手袋をしてビニール袋に死骸を入れ、しっかりと密閉したから問題ないだろう、と思われる方がいるかもしれません。しかしその死骸を処理する過程でいろいろな人や環境にさらされることになり、周辺環境の汚染や二次感染のリスクを高める恐れがあるため、こうした行為は控えなければなりません。
コウモリの死骸を正しく処理するには
ではコウモリの死骸は誰がどのような方法で処理を行えばよいのでしょうか。
以下の内容に注意が必要です。
市役所へ相談する場合の注意点
コウモリの死骸処理について、お住いの市役所に相談することができます。
市役所に相談する場合、以下に注意が必要です。
市役所は直接的な駆除作業は行わないことが多いものの、適切な対応方法についてアドバイスを受けられる場合がある
市役所は一般的に直接的な駆除作業を行うことはありませんが、コウモリ対策の具体的な手順や注意点、地域の専門家の紹介など、状況に応じた適切な対応方法についてのアドバイスを受けられる可能性があります。
また、過去の対応事例や効果的な予防策についての情報提供を行っているケースもあります。
道路上などの公共の場所で死骸を発見した場合は、道路管理者による回収が可能な場合がある
道路上や公園などの公共の場所でコウモリの死骸を発見した場合は、市役所を通じて道路管理者に連絡することで、状況に応じて清掃業者による回収作業を行ってもらえるケースがあります。ただし、地域や状況によって対応が異なる場合があるため、事前に市役所に確認してください。
私有地内での発見の場合は、専門の駆除業者を紹介してもらえることがある
自宅や店舗など私有地内でコウモリの死骸を発見した場合は、市役所に専門の駆除業者を紹介してもらえることがあります。
市役所に登録されている業者は、適切な許可を持ち、安全な処理方法を熟知している専門家であることが多く、状況に応じた適切な対応が期待できます。
ただし業者の選ぶ際は料金体系や作業内容について、事前に詳しく確認することをお勧めします。
コウモリの死骸を発見したら、市役所の環境衛生課などの担当部署に連絡し対応可能な範囲を確認しましょう。
コウモリ駆除業者へ依頼

市役所へ連絡して業者を紹介してもらうのが手間という方は、自分で専門的な知識と経験を持つ害獣駆除業者を見つけて依頼する方法がスムーズです。
正規の駆除業者は害虫・害獣駆除に必要な許可を持ち、防護服など適切な道具を使用して作業を行います。衛生面でも安心して任せられますね。
コウモリなどの害獣駆除業者に依頼するメリット
コウモリの死骸処理を専門業者に依頼するメリットは、安全性、適法であること、衛生面、確実に処理してくれることなど数多くあります。
| 安全性 | 適切な防護服と専門的な道具を使用し、安全に処理を行える |
| 適法性 | 必要な許可を持っており、法律に準拠した処理が可能 |
| 衛生面 | 病原体感染のリスクを最小限に抑えた専門的な処理ができる |
| 確実性 | 経験と知識により、確実な駆除と再発防止策を提供できる |
コウモリの死骸処理を害獣駆除業者に依頼するメリット1.安全性
コウモリの死骸処理には専門的な知識と適切な装備が必要になりますが、駆除業者は防護服や専用の道具を使用し、安全に処理を行うことができます。
また、病原体への感染リスクを最小限に抑えながら、確実な処理を実施できる技術と経験を持っている点も大きな安心材料でしょう。
コウモリの死骸処理を害獣駆除業者に依頼するメリット2.適法性
コウモリは鳥獣保護管理法で保護されている動物であり、無許可での捕獲や処理は違法となる可能性があります。
駆除業者は処理に必要な許可を持っており、法律に準拠した適切な処理を行うことで法的なトラブルを避けることができます。
コウモリの死骸処理を害獣駆除業者に依頼するメリット3.衛生面
コウモリの死骸には病原体が含まれている可能性があり、むやみに触るのは大変危険です。
専門の駆除業者は、消毒や殺菌などの衛生管理を徹底し、周囲への感染リスクを防ぎながら安全に処理を行うことができます。
また、死骸の処理後の清掃や消毒も専門的な知識に基づいて実施されるため、衛生面で安心です。
コウモリの死骸処理を害獣駆除業者に依頼するメリット4.確実性
コウモリの駆除には、侵入経路の特定や効果的な防除方法の選択など、専門的な知識と経験が必要です。
手慣れた害獣駆除業者は豊富な経験があり、状況に応じた最適な対策を提案・実施できます。アフターケアに力を入れている業者もあり、一時的な対処だけでなく、再発防止のための予防策まで含めた総合的な解決策を提供してくれます。
このように、コウモリの死骸処理を専門業者に依頼するメリットはたくさんあります。
コウモリの死骸が落ちている理由
普段は人目につかないところで生活しているコウモリですが、なぜたまに彼らの死骸を見つけることがあるのでしょうか。実は以下のような理由があります。
高齢や病気による自然死
コウモリは種類にもよりますがだいたい10年から20年ほどの寿命があり、高齢になるにつれて自然と体力が衰えていきます。
また病気に感染したり怪我を負ったりすることで体調を崩すこともあり、このような状態で体力が著しく低下すると、夜間の飛行中に突然力尽きて落下したり、普段の休息場所まで戻ることができずに途中で倒れたりすることがあります。
特に高齢のコウモリは、長時間の飛行や悪天候での飛行が困難になるため、このようなケースが増える傾向にあります。
天敵からの攻撃
フクロウやミミズクなどの夜行性の猛禽類は、コウモリを餌として狙うことがあります。これらの鳥に襲われた際、コウモリは急激な回避行動を取らざるを得ず、その際に建物や木に衝突して負傷することがあります。
ベランダで見つけた死骸は巣に帰れず、壁などに接触してそのまま息絶えた個体かもしれません。
また、昼行性の鳥であるカラスも、自分の縄張りを守るために攻撃的な行動を取ることがあり、コウモリが巣に近づいた際には激しい攻撃を受けることもあります。
このような鳥類との遭遇により、コウモリが重傷を負って落下するケースが報告されています。
環境要因
コウモリは飛行能力に優れた動物ですが、強風や豪雨などの悪天候に遭遇すると、安定した飛行を維持することが困難になります。
特に強い横風や突風は、彼らの繊細な飛行バランスを崩し、建物や地面に落下してしまう原因となることがあります。
また、都市部では建物からの明るい人工照明に惑わされることがあります。コウモリは本来、暗闇で活動する夜行性の動物ですが、突然の強い光に遭遇すると方向感覚を失い、建物のガラスや壁に衝突してしまう事故が発生することがあります。
このような事故は特に、高層ビルが密集する都市部で多く報告されています。
コウモリは夜行性で超音波を使って飛行する哺乳類です。昼間は木の洞や建物の隙間で休息し、夜間に虫を捕食するために活動します。このような生態的特徴から、体力の低下や環境の変化に影響を受けやすい動物といえます。
死骸ではなく生きているコウモリを家の中で見つけた場合、どうする?
生きているコウモリを家の中で発見した場合は、外へ誘導するのが最優先です。
コウモリは人を攻撃する動物ではありませんが、驚いて暴れる可能性があるため、騒がず慌てず落ち着いて対応しましょう。
まずは可能な限り、コウモリがいる部屋の窓を大きく開けてください。それだけで大体のコウモリは自力で外に出て行きます。
もし自力での対処が難しい場合は、すぐに害獣駆除の専門家に連絡してください。なお、素手でコウモリに触れることは危険なため、絶対に避けましょう。
まとめ
ここまでコウモリの死骸処理について紹介しました。
死骸を発見した場合は、絶対に素手で触れず、市役所や専門の害獣駆除業者に連絡しましょう。
プロの駆除業者なら適切な防護具の使用、衛生管理の徹底、法律に準拠した処理方法で、安全かつ確実に対応してくれます。
頻繁にコウモリの死骸を見かける場合、屋根裏などにコロニーを作って生活しているかもしれません。彼らのフンによって感染症の脅威にさらされている可能性があるので、そうした場合は必ず専門業者に相談してください。
コウモリの死骸処理、駆除等のご相談は駆除ザウルスへお気軽にご相談ください。




